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【  2012年11月  】 更新履歴 

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  11.03.  【 加速度 】  2.1 - 丸の内マルゲリータ(1)   さわりを読む▼
  11.03.  【 加速度 】  2.2 - 丸の内マルゲリータ(2)   さわりを読む▼


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2.1 - 丸の内マルゲリータ(1)

加速度

 窓ガラスから透かして見る世界がどうあれ、外に出てみるとやっぱり暑かった。会社の玄関を出るとあまりにも眩しくて、手で日光を遮る。私たちが普段使っているオフィス棟から渡り廊下をはさんだ先には工場棟があって、青空に向けて高く突き出した煙突からは蒸気が吐き出されていた。もわもわと陽炎みたいに揺らめいていた。横須賀の片隅の町はまだ夏の余韻を残している。アスファルト敷きの国道はじわじわと太陽の熱を反射して、潮...全文を読む


2.2 - 丸の内マルゲリータ(2)

加速度

 日差しはだいぶ落ち着いてきて、皇居の向こう側の空は紫色に染まり始めている。頬を暖かい風が撫でて行って、夏という季節が滑り落ちて行くみたいだった。有楽町と大手町、東京駅と皇居をつなぐ大きな十字路が全て見渡せる。だんだんと人が多くなってきて、渦を巻くように流れが定まらなくなってくる。人ひとりひとりが構成する激しい海流。その力の大きさに私は流され削られていくような感覚を覚える。けれどもひとりひとりはとて...全文を読む

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